竜洋昆虫自然観察公園
毎月15、30日に昆虫館スタッフが昆虫のこと、気になったこと、好きなことを自由気ままにリレー形式で書き綴ります。
こんちゅう館からのちょっとしたお知らせをまとめました。
スタッフマガジン以外の不定期投稿している雑記のまとめ。企画展や野外公園で見た生きものの紹介などです。
年末になり、2023年も残すところあと数日となりました。ここ1週間はあっと言う間に時間が過ぎていったような気がします。寒さも厳しくなり、先日は初霜が降りました。 寒くなるとなかなか野外観察には出掛けなくなってしまいますよね。でも、冬でも観察できる生きものはたくさんいます。今回は、冬を耐え忍ぶジョロウグモをご紹介します。 冬のジョロウグモジョロウグモは一般的には秋に成体が多く見られるクモですが、加藤・馬場(2016)によると2月13日まで生きていていたジョロウグモが報告されて
竜洋昆虫自然観察公園では 2023年12月16日(土)~2024年1月28日(日)の期間に 企画展「日本のクワガタムシ展」を初開催します! 今回のnoteでは、冬のクワガタムシと「日本のクワガタムシ展」について書いていきたいと思います。 冬のクワガタムシカブトムシやクワガタムシと言えば”夏”のイメージが強いかと思います。 しかし、この度ほぼ真冬の時期に「日本のクワガタムシ展」を開催します。 日本のカブトムシはイメージ通り、夏にのみ成虫を観察できます。 夏の間に卵を産み、
12月。クリスマスが近くなってきました。子どもたちは今年のクリスマスプレゼントは何だろう?とウキウキしているのではないでしょうか。サンタさんはプレゼントの準備に頭を悩ませているかもしれません。 ここ最近は、こんちゅう館のミュージアムショップでプレゼント用にとお買い物される方が多くなってきました。そこで、今回は当園のミュージアムグッズをご紹介します。 最初はオリジナルグッズのご紹介。 こんちゅうクンカレンダーやこんちゅうクンとゴキブリストしずまの書籍など。ゴキブリグッズも揃
すっかり冷え込んできましたね。 さて、 カメムシは好きですか? 今回はそのへんでよく見る、そして、よく聞かれる 身近なカメムシ7種をざっくりと紹介します。 今の時期(秋〜冬)、冬越しのために家に入ってきたり、洗濯物にまぎれこんできたりとカメムシとの出会いが増える季節だからです。 あなたが、あの日あの時あの場所でめぐり逢ったカメムシが 「あの時のあの子、この子だったのか!」ってなって 見知らぬ二人(一人と一匹)のままの存在から 軽く挨拶はするぐらいの顔見知り的な
当園では2023年10月21日(土)~12月24日(日)の期間中、「サソリ展」を開催しています。世界のサソリ約15種20匹が登場しており、解説パネルや写真で魅力的なサソリたちの世界に迫っています。 当園初開催の企画展で、見に来てくれる人がいるのか多少の不安はありましたが、すでに多くの方にご来園いただいており嬉しい限りです。 今回はサソリ展に合わせて、日本に生息するサソリについて紹介したいと思います。 日本にもいるサソリたちサソリというと、砂漠に住んでいるというイメージを持
クモが好き私は数年前からクモが好きになりました。 網を張って獲物を待ち構えるジョロウグモ、くりくりとした大きな眼を持つハエトリグモ、フサフサの毛で覆われた大きなタランチュラ。世界には約5万種のクモが生息していて見た目も生態も多種多様です。ふとしたきっかけでクモに目を向けてみると、身近にもたくさんの種類が生息しており、追いかけているうちに夢中になっていました。 クモの魅力は多様性や身近にいることだけではありません。ハエトリグモやコガネグモなどのクモを戦わせる遊びや、クモにま