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主担当が選ぶ注目のカブトムシ・クワガタムシ

竜洋昆虫自然観察公園では毎年夏に「世界のカブト・クワガタ展」を開催しています!
今回は「世界のカブト・クワガタ展」の担当である私が注目するカブトムシ・クワガタムシの紹介と展示の苦労話を書いていきます。


「世界のカブト・クワガタ展」

2023年度「世界のカブト・クワガタ展」ポスター

毎年夏に行っている「世界のカブト・クワガタ展」では多くのカブト・クワガタを展示しています。
毎年全く同じ展示ではなく種や種数に変化があります。今年は約50種の展示をしています。これだけのカブト・クワガタが展示場に並ぶと圧巻の光景。それぞれに様々な魅力があり、子供だけでなく大人も楽しんで展示を見てくれています。

注目のカブトムシ・クワガタムシ

ヘラクレス・リッキー Dynastes hercules lichyi

以前noteに投稿したヘラクレス・リッキーです。大きく迫力満点で入園した際に1番に目に入る位置で展示しています。
以前紹介した個体と同じ個体で、当園で卵から飼育し羽化しました。展示場と事務所が近いのでよく声が聞こえてくるのですが、子供も大人も、大きさやその迫力に驚いています。その様子を見て無事に羽化させて展示することができて良かったと思いました。

ネプチューンオオカブト Dynastes neptunus

ヘラクレスオオカブトに次いで世界で2番目に大きいと言われるカブトムシです。ヘラクレスオオカブトによく似た見た目をしています。
違いとしては胸部から短いツノが2本生え、ごつさが増しています。上側に伸びている胸角と比べて、下側に伸びている頭角が同等かそれ以上の長さになります!このツノがヘラクレスオオカブトとは違い、魅力があります。脚は短めでなんとなく可愛らしいです。

ローゼンベルグオウゴンオニクワガタ Allotopus rosenbergii

名前の通り黄金の体を持つ美しく綺麗なクワガタです。黄金色のクワガタなんて本当にいるのか!と信じがたい話ですが実際に存在します。
大あごは短く、上方に反るように湾曲しています。名前のインパクトと見た目のかっこよさから人気のあるクワガタです。湿度の変化などで体色が黒っぽく変化することがあります。

当園のスタッフであるこんちゅうクンが背負っているリュックはこのクワガタです。

こんちゅうクンのリュック

こんちゅうクンに会った時に「見せて!」と言えば喜んで見せてくれますよ!

フォルスターフタマタクワガタ Hexarthrius forsteri forsteri

赤みがかった体には光沢があり、大あごの形が複雑で一言では言い表せない素晴らしくかっこいいクワガタです。
今回展示しているクワガタの中で個人的にかなり好きなクワガタで、「僕が考えた最強のクワガタムシ」として描かれそうな、いかつい大あごと煌めくボディが男心をくすぐります。

カブクワ展苦労話


大型の種~小型の種まで幅広く展示しています。大型の種は迫力満点で人気があり、展示したときに姿が見えやすいため、お客様に満足頂ける展示が出来ていると思います。

難しいのは小型の種で、簡単に隠れてしまうため、隠れる場所を少なくします。しかし、少なくしすぎると、足場がなくなり、転んだときに起き上がれなくなってしまいます。そのため隠れても見やすいように細めの足場を用意し、姿も見えて虫も過ごしやすい丁度いいバランスを求めて展示を仕上げていきます。このバランスが難しく毎年必ず苦労しています。

丁度いいバランスを目指す。パプアヒラタクワガタの展示

展示を完成させるために1番大変なのがキャプション(説明書き)作りです。説明を書く時は柔らかい表現を使い、子供達を飽きさせないように書いています。楽しみながら書くことができますが、50種以上ともなると、とても大変です。

ウォレスノコギリクワガタ キャプション

それに加え、生体の白バック写真を撮影する必要があります。こちらもたくさんの撮影が必要なので大変です。
苦労を経て、展示場にキャプションが並んでいる光景を見た時は達成感があります。

展示場のキャプション達

おわりに

夏の大人気企画展「世界のカブト・クワガタ展」は終盤に差し掛かっていて、期間は2023/7/15(土)~2023/8/27(日)までとなっています。今回紹介したカブト・クワガタ以外にもかっこよかったり、可愛かったり、綺麗だったりするカブト・クワガタが展示されています。

ニジイロクワガタ Phalacrognathus muelleri

夏の思い出を作りにぜひお越しください!

当園のYouTubeチャンネル「竜昆ちゃんねる」にて、『カブト・クワガタクイズ』をおこなっています。皆さんもぜひチャレンジしてみてください。