今更だけど聞いてみた『ゴキブリ展の見どころ3選!』
2023年2月4日(土)~2023年4月2日(日)まで『ゴキブリ展 part6』の企画展が開催されていました。
2018年から始まったゴキブリ展も6回目となり、毎年恒例となってきています。
特に今年は生体展示だけでなく、ゴキブリハンカチやゴキブリウェットティッシュ、ゴキブリアクリルスタンド等のオリジナルグッズが発売されたりと、お土産が充実。
展示だけでなくオリジナルグッズもパワーアップしていました。
今回は、そんなゴキブリ展の魅力を知るために、今更だけど『2023年ゴキブリ展の見どころ3選!』を聞いてみました。
答えてくれるスタッフはもちろん、ゴキブリストしずまです。今回もゴキブリ展を担当しました。
では、早速始めましょう!
第3位
生物学語彙、和漢三才図絵の展示
「生きたゴキブリを見ることも重要ですが、ゴキブリの名前の由来となった本を実際に展示しているのでゴキブリの歴史にも触れることができます。これは当園にしかない展示だと思うのでとてもおすすめですね」
ゴキブリは元々、御器を被る虫=『ゴキカブリ』という名前だった。それが、辞典を作った時の印刷ミス(植字ミス)が原因でゴキブリという名前が広まっていった。
ゴキブリなんて一体どこから付いた名前なのか不思議でしたが、名前の由来が分かると面白いですね。
それに、元々のゴキカブリと言う名前はクスリと笑ってしまいます。ゴキブリではなくゴキカブリという名前のままだったら、もしかしたらゴキブリはここまで嫌われることは無かったのかも知れませんね。
第2位
ウスオビルリゴキブリとベニエリルリゴキブリの展示
「この2種は『種の保存法の緊急指定種』に指定されています。
当園では、生息域外の保全(飼育繁殖とその技術の確立)を行っています。
その一端を知ってもらうことや普及啓発のために特別に展示をしています。
なかなか見ることができないことも理由のひとつですが、生きものを保全する活動がどうやって行われているかということを知ってもらう、よい機会になるといいなと思っていました」
ウスオビルリゴキブリのメスは翅が短くてお腹が見えてしまっているところがポイントで思わず可愛く感じてしまいますね。
ベニエリルリゴキブリは本当に美しいゴキブリです。写真だけではなく、生体を皆さんの目で見てほしいです。
「第1位、めっちゃめちゃマニアックになっても良いですか?」と言いつつ話し始めるしずまさん。そういうのいいね!
第1位
ホラアナゴキブリの展示
「ホラアナゴキブリは日本最小のゴキブリで、体長は5㎜程しかありません。このゴキブリを20cm四方の展示ケースに入れると、どこに行ってしまったか分からなくなって見えなくなってしまいます。そのため、どうやって見せるかということにとても苦労するゴキブリです。
今回は、ホラアナゴキブリが生息している洞窟内の亀裂を石こうで再現して展示しました。この亀裂のいい切れ具合を作製するのがなかなか難しくて苦労しました。微調整をしたおかげで、常にホラアナゴキブリを見ることのできる展示となりました。
野外ではホラアナゴキブリを見ることはなかなか難しいので、是非この機会にゆっくり観察してみてほしいと思っていました」
ホラアナゴキブリの撮影中も、一体どこにいるのか分からなくて「えっ、どこどこ?」と何度も聞いてしまいました。それくらい小さく、体の色も薄いので本当にゴキブリなのかと思ってしまいます。
最後に
「どのゴキブリも生息地や生態に合わせた展示ケースを作るようにしています。ゴキブリと言っても様々な種類がいますし、それぞれの種が面白い生き物なのでゴキブリ展を通してそのことを知ってもらえたら良かったなと思っていました」
今更だけど聞いてみた『2023年ゴキブリ展の見どころ3選!』は、いかがだったでしょうか。
ゴキブリストしずまの見どころを、じっくり見た方も見られなかった方もいらっしゃったと思います。当園でしか見られないゴキブリもたくさんいましたね。
もう終わっちゃったんですけどね。
『ゴキブリ展part6』GKB48総選挙の結果はyoutubeで発表します。どうぞお楽しみに!
2024年もゴキブリ展は開催されますので来年もよろしくお願い致します。
日程など詳しくは当HPのイベントスケジュールをご確認ください。
それでは、ここまで読んで頂きありがとうございました~。