昆虫担当に20の質問「あれもこれもいろんなことを聞いてみた!」part2
『一問一答で分かる?!昆虫担当紹介』part2ということで今回はゴキブリストしずまに答えてもらいました!
珍しく??真面目に答えています!
名前:「柳澤静磨」
呼び名:「しずまさん」「ゴキブリストしずま」
著書:
『ゴキブリハンドブック』
『ゴキブリ研究はじめました』
『学研の図鑑LIVE 新版 昆虫(分担執筆:ゴキブリ目)』
『昆虫館はスゴイ!(分担執筆)』
『昆虫館はスゴイ!2(分担執筆)』
『新種発見! 見つけて、調べて、名付ける方法(分担執筆)』
今日の一言:
「ゴキブリストしずまです。意外かもしれませんが、ゴキブリ以外も好きです。今日はよろしくお願いします。」
1.昆虫館にいつからいるの?
2016年の4月からです。もう7年も経つのかぁ。
2.昆虫館でどんな仕事をしているの?
飼育・展示・イベントの実施・ポスターのデザインなどなど、幅広い仕事をしています。 でも最近はゴキブリに関する仕事が多いです。こんな仕事中々ないですね。
3.どうして昆虫館で働こうと思ったの?
最初は環境調査員になりたかったのですが、途中で「外で働くの嫌だな」と思ったんですね。学校の実習などで環境調査を体験したのですが、あまり向いていないなと。
そこで、屋内で虫に関われる仕事が無いか考えたら、ふと「昆虫館ってないのかな?」と思ったんです。そこで調べてみると、竜洋昆虫自然観察公園が出てきて、しかも職員を募集していたんです。すぐに応募して、働くことになりました。昆虫館という職があるなんて調べるまで知りませんでした。
4.好きな虫は何?
ほとんどの生き物が好きですが、一番好きなのはゴキブリです。ゴキブリが最強です。
5.好きな虫は、どういうところが好きなの?
皆に嫌われているところ、身近にいるところ、多様性がすごいことなどなど、数えきれません。ゴキブリは最強です。
6.今、興味のある生き物は何?
ゴキブリはもちろんですね。僕は飽き性で、好きな生きものも時期によって変化があるんですが、今はタランチュラ、カタツムリ、あとはタガメ辺りがブームです。
7.今ハマってるものはある?好きなこととか
ずっとハマっていますが、日本酒ですね。飲めないときは自分の日本酒写真フォルダを見て満足しています。
8.休みの日はどういう風に過ごしてる?
映画を見たり、昆虫採集に行ったり、博物館に行っています。ふつうです。
9.好きな企画展はある?
毎年新しくやる企画展が楽しみです。今年(2023年)だとサソリ展。
見たことのない生きものに会えますし、どうやって展示しようか考えるのも楽しいです。サソリかっこいいですしね。
10.「りゅうこん」のここがおススメ!見て欲しい!っていうところはある?
昆虫館の中も展示がたくさんあっておすすめなのですが、野外公園は四季折々の生き物を観察できるため、おすすめです。原っぱや林、池、川など、様々な環境があるので多様な昆虫を観察することができます。
11.学生時代の好きな科目、苦手な科目は何だった?
好きなのは理科と体育、苦手なのは数学と英語と国語でした。理科と体育以外は嫌いでした。
12.学生時代に勉強しておけば良かった、役だったのになと思う科目はある?
英語ですね。
論文書くときに毎回苦労しています。あと、海外に虫探しに行く際も英語で苦労します。
13.昆虫館で働くならこの技術が必要だ!と思うことはある?
ある程度の虫の知識と、その飼い方は知っているといいと思います。あとは運が必要です。
14.昆虫館で何をやっている時が楽しい?
飼育と採集ですね。やはり虫に関わる仕事をしている時が楽しいです。あと子供とちゃんばらするのも楽しいです。
15.自分の強み、これなら誰にも負けないと思うものはある?
ゴキブリ
16.静岡県西部のオススメスポットを教えて?(ご飯、ショップ、観察場所)
浜名湖体験学習施設ウォットは面白いです。竜洋昆虫自然観察公園の魚バージョンみたいな感じで、ゆったりとした雰囲気がとてもいいです。
17.おすすめの図鑑や本はある?
小さい子には
『ちいさないきもの(くらしとかいかた)』日高 敏隆, 片岡 照男他(ひかりのくに)
虫好きには『学研の図鑑LIVE 新版 昆虫』(学研プラス)ですね。
LIVEの方は私がゴキブリ目を担当したので「宣伝か」と思われてしまいそうですが、それを抜きにしてもめちゃくちゃ良い本なのでおすすめです。
18.「りゅうこん」はどんな昆虫館にしていきたい?
生き物の保全にも参加していきつつ、子どもたちの身近にある昆虫館にしていきたいです。あともっとゴキブリを展示できるようにしたいです。
19.憧れの虫は?
ナンベイオオチャバネゴキブリ、ゴウシュウキンイロゴキブリ、テントウゴキブリ、ニコニコゴキブリ、タイタンオオウスバカミキリ、ナンベイオオタガメ、タランチュラホーク、ゴライアスバードイーター、ムヘイシロアリ、ニシキオオツバメガ、オオキバウスバカミキリ、ゴライアスオオツノハナムグリ、ヤンバルテナガコガネ、オオカレエダカマキリなどなど、憧れが多すぎて困ります。
中には飼育した生き物もいますが、やはり野外で生活している状態の個体を見つけたいですね。
20.これからの(今年の)目標
まだ出会ったことのない生きものを訪ねていろいろな場所を訪れたいと思っています。今年は日本の色々な離島と東南アジアに、来年は南米に行く予定です!
以上、『一問一答で分かる?!昆虫担当の紹介』part2でした!いかがでしょうか。
10.「りゅうこん」のおすすめ!は、私もおすすめの場所です。今年はバッタもカエルもよく見かけますし、私の大好きなクモたちもたくさんいます!彼らを間近に、じっくりと観察してもらいたいです。
2023年10月21日から始まる企画展『サソリ展』は私も楽しみにしています。
次の昆虫担当紹介は大本命!?「カブト・クワガタの伝道師」です!どうぞお楽しみに~。
柳澤静磨の著書はこちら↓