70種以上のカブト・クワガタが展示された『世界のカブト・クワガタ展』。その中から厳選した4種をご紹介!
現在、当園で開催中の『世界のカブト・クワガタ展』。今年はなんと70種以上の生態が展示されています。
今回は、70種以上の中から厳選したカブト・クワガタ4種をご紹介します!
まさか「それ」が5本もあるなんて!
愛知県の豊橋市自然史博物館で開催されていた昆虫の企画展で、たくさんのカブトムシ・クワガタムシの標本のなかにゴホンヅノカブトの標本も展示されていました。その時がゴホンヅノカブトと私との最初の出会いでした。
標本を見た時は、角が5本あるカブトムシ?!と驚きでした。カブトムシと言えば日本のカブトムシのイメージです。スーッと伸びた先に大きく二又に分かれる角とその根本にちょこんとついた小さめの角。全部で2本。
カブトムシってそういう生き物だと思っていたのに外国のカブトムシ、ゴホンヅノカブトは5本も角があるのです!5本もですよ!衝撃です。一体なぜそんなに角が必要なのか!?
そんな格好いい生きたゴホンヅノカブトが開催中のカブクワ展で見られます!
この重量感は何度見てもたまらない!
夏のカブクワ展が開催されるたびに、今年はやってくるかなー?と私が期待するカブトムシ。それがゾウカブトです。ゾウカブトの仲間は何種類かいますが、今年はエレファスゾウカブトがやってきています。
なんと言ってもこの体のフォルム!
ずんぐりずっしりしていて、とてつもない重みを感じます。そして、細かい毛の生えた翅!思わず撫でたくなります。体は大きく、ゆったりした動きをするのでじっくりと生態を見ることができます。
見れば見るほど奥深い味わい!
ゾンメルと言うちょっと耳慣れない響きのツヤクワガタ 。
ツヤクワガタの仲間というだけあって体はテカテカした艶があり、体の色はなんとも言えない奥深い色合いをしています。また、翅にはマーブル模様のような模様も見えます。上品な見た目で、磨き上げた高級家具のようにも思えます。
顎は短歯型と長歯型があり、今回は短歯型のゾンメルツヤクワガタが展示されています。短歯型は顎が太くて格好いいです!
日本と外国の違いを実感させるクワガタ!
このミヤマクワガタは見たほうがいい!とゴキブリストしずまが猛プッシュしてきたのがこのアクベシアヌスミヤマクワガタです。とっても舌を嚙みそうな名前ですよね。
内心、ミヤマクワガタはミヤマクワガタでしょ?なんて思いながら展示を見に行きました。縦長の展示ケースを覗いてみると、ちょうどケース内に設置している木に登っているところでした。
「なんか大きい?えっ!大きいかも!」
隣の展示ケースには日本のミヤマクワガタがいたので、見比べてみると全然違いました。とても大きいのです!2種を交互に、見れば見るほど大きくてがっしりしていることが分かります。
日本のミヤマクワガタも人気ですが、このアクベシアヌスミヤマクワガタも日本のミヤマクワガタを超える格好良さですので、ぜひ見てほしいです!
番外編
日本のクワガタ大集合!
カブクワ展では、日本のクワガタたちの生態もたくさん展示しています。この機会にぜひ日本のクワガタもご覧ください!
おわりに
今年は50〜70種ほどのカブクワが展示されているのでその中から4種を選ぶのは大変でした。メンガタクワガタやボイレアウイシカクワガタなど、ご紹介したい種はまだまだたくさんいます。
ぜひ『世界のカブト・クワガタ展』で、みなさんの目で実際にご覧ください!