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5月の野外公園で見た生きもの

今回は園芸担当の私が、野外公園を散策して見たり気になったりした生きものを紹介したいと思います。

べダリアテントウ

「何だか、見たことのないようなテントウムシがいる」それがべダリアテントウの第一印象です。つい先日、初めて見た小さくて少し毛深いテントウムシです。
去年はいなかったのかそれとも気付かなかったのか…。今年は植物の葉についているところをよく見ます。

べダリアテントウ

ニホンアマガエル

ちょっと眠そうな顔に見えます。ウトウトしていたのでしょうか?おまけに体に何か付いています。枯葉でしょうか?グルっと体に巻き付いているのかなと心配して体をのぞき込むと、どうやらくっついているだけのようでした。
「どうやったらこんなふうにくっついたのか。でもそれだけでよかった」
と安心していると、覗きこまれたことを警戒したようで、ピョンピョン!とジャンプして逃げていきました。

ニホンアマガエル

ナナフシモドキ

ナナフシモドキ

サクラの葉の上でじっとしている姿を見つけました。葉と同じ色に細い体をしているので気付きにくいですが、この時は大きいサイズのナナフシがいたので分かり易かったです。
名前を調べてみようと図鑑を広げます。エダナナフシがなんとなく似ているかな?昆虫担当のスタッフに聞いてみます。そうすると
「ナナフシモドキですね」
と答えが返ってきました。どうやら違ったようです。
 
図鑑を見てみると確かにナナフシモドキも載っています。正直なところ、2種類とも同じに見えるので何が違うの?と思いました。どこが違うのかスタッフにもう一度聞いてみると、
「触角の違い。エダナナフシは触角が長いですし、園内にいるナナフシは大体ナナフシモドキです」
へ~そうなのか、と思いながらまたまた図鑑を見ます。今度は触角に注目してみます。
そうすると、確かに違う!ナナフシモドキの触角の方が短いです。さっきまでは気付かなかった違いです。
よく見ているつもりでも全然見てなかったのだなと実感しました。 

ハグロハバチの幼虫

ハグロハバチ

黒い点が特徴的な幼虫です。よく見かけますが成虫はどんな姿になるのでしょうか。今度、調べてみたいと思います。

オオアメンボ

オオアメンボ

トンボがいないかなと池の縁にしゃがんで水面を見ていると、手の届かない距離に大きなアメンボを見つけました。オオアメンボです。
園内ではほとんど見かけることのなかったオオアメンボですが、今年はすでに中央、北ゾーンで3、4匹見ているので今年は例年より多くみられるかもしれません。1年間で何匹くらい見られるのか楽しみです。
 
以上、野外公園で私が見たり気になったりした生きものでした。
皆さんは今の季節、どんな生きものを見ましたか?気になる生きものはいましたか?
ご来園の際はぜひ野外公園で生きもの観察をしてみてください。







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